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カリフォルニア州立大学の4年生です。幼児発達学専攻。普通の女子高校生を終えてから、都内の専門学校に1年通い、1年と少しでアメリカのコミュニティカレッジを卒業しました。最近、就活をはじめました。ネコ観察と音楽が好きです。

《これほど大変なものはない!?》米国大学留学生の家の探し方

こんにちは!

今日はどのようにして南カリフォルニアに住むわたしが家を探したかを紹介します。

少しでも誰かの役に立てたら嬉しいです。

 

【家探しって不安だよね】

わたしはアメリカに来て、人生で初めて親元から離れました。実家暮らしで何もかも頼りっぱなしで暮らしてきましたが、やはりある程度自分のことはできるもんなんだなと気づかされました。

でも家探しは本当に大変でした。これは人によって大きく異なりますし、わたしの場合、割と失敗したという経験のほうが多かったので今回はそれをシェアさせていただきます

家探しで重要なのは、「自分は何を気にせず、何を気にするか」を把握することだと思います。わたしの場合、毎週パーティーは無理だけど、ルームメイト同士で軽く飲んでお喋りする分にはいいかな、という感じですね。それによってどんなおうちに住むのがいいのか変わってきます。その許容範囲のようなものが家探しに大いに役立つとわたしは思います。

 

【留学1年目のおうち体験談】

アメリカに来て約1年はホストマザー、2人のアメリカ人ルームメイトとともに3階建てコンドミニアム(日本でいうマンション?)に住んでいました。ここは日本の専門学校時代に学校側が提携したエージェントにいくらかお金を払って見つけてもらいました。

最初は月$800、ご飯付き、という契約でしたが、次第に作ってくれなくなりました。これは契約違反だということで、$700まで引き下げてもらい、自炊を始めました。

同居人は3人とも優しかったですが、基本家で静かに過ごしていたいわたしは、彼女たちが出す生活音に耐えるのが大変でした。ホストマザーは朝までテレビをつけっぱなしで寝る、ルームメイトはお酒を飲んで騒ぐ、などいろいろありました(笑)

そして一番嫌だったのは、夏や秋の暑い時期になると、ルームメイトたちの食べ物から蛾がわいて、3階にあるわたしの部屋まで蛾だらけになったことです。わたしは本当に虫が苦手なので、地獄のようでしたが、蛾を殺すのには慣れました。

コンドミニアムにはジム、プール、ジャグジーがついていましたし、大学からバスか徒歩で通える距離だったので、同居人たちを除けば100点満点!でした。

 

家探しポイント1. 大学からどれくらいの距離か

家探しポイント2.同居人たちとの相性

 

【留学2年目に突入した3カ月間のおうち体験談】

いろいろと我慢できなくなったわたしは、別の大学に通う友達と家を探し始めました。わたしがここで使ったのは、主にCraigslist でした。

(Craigslistは車を買う方法の記事でも紹介しました!)

住みたい地域を選択し、希望する家賃の金額をいれて、検索をかけるといろいろなおうちが出てきます。

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↑ ロサンゼルス地域で検索をかけてみた結果

 

左側に自分の希望する条件を入れて、検索をかけるとさらに検索結果が絞られていきます。

探し始めて、いろいろな家主さんとアポイントメントを取って、ようやく新しいお家が見つかり、1部屋を友達とシェアすることに!

結構な高級住宅地で有名な場所でしたが、2人で家賃を割ったので1カ月$550で済みました。デポジット(おうちに入居する前に払う、日本でいう敷金・礼金みたいなもの)も同じ金額でした。

素敵なルームメイトたちに恵まれて離れたくないなと思っていた矢先、あっという間に時間が過ぎて、とうとう4年制大学に編入する時期が来てしまいました。

泣きながら家を出て、素敵な人に出会えてよかった、と心から感謝したのを覚えています。

 

家探しポイント3. どんな条件が自分に合うか考える

 

【新しい家探し中に詐欺にあう?】

わたしは素敵な家を出てから、一旦日本に帰国し、日本でCraigslistで新しいおうちを探していました。ロサンゼルスなので、なかなか安くて希望にあう場所が見つからず、焦り始めていたころ、一軒ピンとくる部屋を見つけました。

メールで連絡をとり、急ぎであることと自分が日本にいることを伝えてみると、「先にお金をmoney gramで送金してくれたら、家の鍵を送る」と言われました。

これは詐欺でよく使われる手口だそうです。

わたしはそれを知らず送金しかけるところでしたが、知人にその旨を指摘され、危うく詐欺にあうのを免れました。Craigslistにはそのような手口の詐欺師が多いと聞いたので、皆さんも気を付けてください。怪しいと思ったら、気になる部分を問いただすか、やめたほうが無難だと思います。

家探しポイント4. いつでも安全じゃない、詐欺にあう可能性もあると頭に入れておく

 

【結局見つかったおうちは…屋敷】

結局アメリカに戻ってきて家探しを続け、4年制大学での最初のセメスターが始まる前日に引っ越しました。ここしか住める場所がないので、とりあえず入居しました。4匹の犬、3匹の鳥、ねずみ、ゴキブリ、他の虫、ダニと過ごす生活を3カ月続けました。築100年以上たったアンティーク調の部屋でした。出てくる水もなぜか白いし、バスルームもキッチンも汚すぎてまともに使えませんでした。もうあまり思い出したくないのですが、唯一よかったのは、このおうちのオーナーが車を購入するのを手伝ってくれたということです。

昔話に出てくる屋敷のような場所だったので、3か月後に引っ越しました。家を出るとオーナーに伝えたところ全力で止められたのと、1 month notice(家を出る1カ月以上前に出る旨を言わなければならない)だったので、結局3カ月住みました。

 

家探しポイント5. 家を出るときはなるべく1カ月前に家主に伝える

家探しポイント6. 家を出るときはデポジットを必ず返してもらってから出ていく

 

 

【やっと落ち着くか...!?】

そして去年、やっとstudioを借りて住み始めました。これが今の家で、一緒に住んでいた人が出て行ってしまったので、今ルームメイトを募集しているところです。前の家と比べたら信じられないほどきれいです(いや、これが普通なんだろうけど)。

今、ルームメイトが見つからなかったら、わたしはまた引っ越しを考えなければなりません。卒業まで落ち着かせてほしい…もう家のこと考えたくない…

 

【まとめ】

他にも、大学の寮やフラタニティー・ソロリティーハウスに住むなど、いろいろな方法があるので視野に入れてみてください。

自分で家を探すというのは、エージェントにお金を払う以外ではとても時間がかかりますし、忍耐が必要です。中には一瞬で素敵な場所に出会えたり、一切引っ越しをしなくて済むほど恵まれた人もいましたが。

皆さんがわたしのように、少しでも損をしたり、変な場所に当たったりしないようにお祈りしています…